肌荒れを3日で改善させてくれるステロイド軟膏

肌荒れを3日で改善させてくれるステロイド軟膏

季節の変わり目ですね、相変わらず「春から夏」や「秋から冬」は肌が荒れやすくなります・・・。

肌荒れと一言に言っても様々な症状がありますが、私の場合は肌がゴワゴワ、ガサガサになり毛穴が開いている状態が長く続きます。

こうなってくるとどんな化粧水や保湿乳液を使ってもほとんど効き目がありません。

高価な化粧水も焼け石に水状態(泣)。

そんな時に最終手段として使うのが皮膚科で処方してもらうステロイド軟膏「マイザー軟膏」です。

これを使うとウソのようにたった3日で、滑らかな肌に劇的に改善してくれるんです。

マイザー軟膏(ステロイド外用剤)とは

ステロイドという言葉はほとんどの人が聞いたことがあると思いますが、マイザー軟膏の主な作用は抗炎症作用と抗アレルギー作用です。

皮膚表面で起こる炎症をまとめて「湿疹」もしくは「皮膚炎」と呼び、基本的にはマイザー軟膏などのステロイド外用剤はそれらのケアに使用されます。

炎症の原因

外的要因の代表例:薬剤・化学物質・アレルゲン・昆虫・金属・日光・ゴムによる締め付けや圧迫・カビ・細菌・気候変化など
内的要因の代表例:アレルギー体質・アトピー素因・内臓疾患・肌のバリア機能低下・皮脂や汗の量など

田辺三菱製薬より

上記のように炎症の原因として多くの要因があります。

私の場合、春から夏にかけては花粉や紫外線、夏から秋にかけては気候変化による肌の炎症が、上記の肌荒れ(ゴワつき、ガサつき)の原因ではないかと考えています。

ちなみ炎症と聞くと、赤くなってかぶれた様な状態を想像すると思いますが、私の場合はそのような見た目に分かりやすい感じではありません。

ステロイドは怖い?

「ステロイド」と聞くと怖いというイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、ステロイド薬の元となっているのは人の副腎で作られる「副腎皮質ホルモン」という物質で、人間の生命維持に必要不可欠な物質ということです。

私も改めて調べてみて「へー、そうなのか。」という感じでした(汗)。

このホルモンに改良を加えて抗炎症作用を強めた物がステロイド薬です。

ステロイド薬については依存性がある、体に蓄積する、黒くなるなど様々なネガティブな噂がありますが間違った情報が多くあります。

正しい使い方さえ守っておけば副作用が起こることはほとんど無いということです。

こちらの情報については製薬会社のサイトを見て頂いた方がいいと思います。

併せて動画も載せておきます。

ステロイドはムキムキになる?

もう一つの大きな誤解はステロイドは筋肉をムキムキにするといったものです。

いわゆる筋肉増強のためのステロイドは「アナボリックステロイド」と言って、ステロイド軟膏などで使われている合成副腎皮質ホルモンとは全くの別物です。

安心してください!ムキムキにはなりませんよ(笑)。

・肌荒れの原因には外的・内的の様々な要因が絡んでくる
・ステロイドに関する多くのネガティブな情報には間違いがある

・ステロイド薬で筋肉ムキムキにはならない

注意点

使い方を守れば問題ないとは言え、ステロイドは強い薬なので注意する点がいくつかあります。

薬の強さ

まず、薬の強さです。

田辺三菱製薬より

ステロイド外用剤の強さはこのように5段階に分かれており、適切な強さの薬を選ぶことが大切です。

ちなみに私が使っているマイザー軟膏はベリーストロングに位置します。

使用する部位

薬の強さと共に気を付けたいのが、使う場所です。なぜなら人の皮膚というのは場所によって薬の吸収率が異なるためです。

田辺三菱製薬より

「顔」、「首」、「陰部」の吸収率が特に高いことが分かります。

このように、使用者の年齢や部位によって使用する薬の強さが変わってくるのですが、成人であればベリーストロングまでのステロイド外用剤を顔に使っても基本的に問題ないようです。

使用期間

ステロイド外用剤は適切な期間を守ることが大事です。

ちょっと話が逸れますが私が軟膏を使うきっけかになった話をします。

私はもともと、マイザー軟膏を別の皮膚の症状で処方してもらっていました。

ある日、軟膏が指に残ったまま首を触ったことがあったのですが、数時間後外出先のトイレで鏡を見た時、明らかにその部分だけ赤みが抑えられていて綺麗な肌色になっていたんです。

最初は「何でこんなまだら模様に赤くなってんの!?」、「何かかぶれる物に触れたっけ」と考えたんですが、逆だったんです。

薬が触れたところだけ綺麗な肌色に戻っていたんです。

それまでは特に自分の肌が炎症を起こしているとか、赤み帯びているなどの認識は持っていなかったので軽く衝撃でした。

ただ、今思い返せば肌のバリア機能が壊れて乾燥気味になっていたこと自体が軽い炎症を起こしていた状態だったのかもしれません。

翌日には肌の色だけでなく、ゴワゴワザラザラしていた肌触りも滑らかな状態になっていました。

その時の感想は「この軟膏ヤベーな!神かよ!」でした(笑)。

すぐにネットでマイザー軟膏を顔や首に使って大丈夫なのかを調べましたが、マイザー軟膏が強い部類のステロイド外用剤である事、そして使用期間に気を付けなければいけないことを知り、かかりつけの皮膚科に相談しに行きました。

私:首に偶然マイザー軟膏を使った時に肌の状態が改善したんですが、首から上に使っても大丈夫ですか?

皮膚科医:マイザー軟膏程度の強さなら大丈夫です。

私:長い期間使うのは良くないとも聞いたのですが、どれくらいが適切ですか?

皮膚科医:3、4日なら続けて使っても大丈夫です。

ということでした。

3、4日で効果あるのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、2日使えば効果が実感できるはずです。

全く別の肌質になりますので。

もし3日使っても効果が全く感じられなければ、そもそも症状に合っていないと思われます。

どちらにせよ、ステロイド外用剤を使用する際は、トラブルを避けるため皮膚科に事前相談することをお勧めします

ニキビについて

ステロイド外用剤はニキビを悪化させる副作用があるようです。

ニキビが出来ている方は使用しないか、出来ていない部分だけ使うようにした方がよいでしょう。

化粧下や髭剃り後はNG

化粧と一緒に使ったり、髭剃り後は使えません。

髭剃り後に使えないということなので、スクラブ洗顔などの後も使用を避けた方が無難だと思います。

剤刑について

ステロイド外用剤には軟膏をはじめ、様々な剤形があります。

軟膏
刺激性が少なく、患部を保護する作用があります。乾燥(カサカサ)した患部、びらん・潰瘍など湿潤(ジュクジュク)した患部のどちらにも使えます。
クリーム
軟膏に比べてベタつかず使用感がよく、主に乾燥した患部に適しています。湿潤した患部には適しません。
ローション
軟膏やクリームが塗りにくい頭髪部などへの使用に適しています。湿潤した患部には適しません。
ジェル
髪の生え際など脂漏性(しろうせい)皮膚炎に適しています。湿潤した患部には適しません。
スプレー
手を汚さず広範囲に使用できます。使用量がわかりにくく、正常な皮膚にも散布してしまう可能性があります。

田辺三菱製薬より

上記の5種類が存在します。

ちなみに顔に使いたいと皮膚科に相談した時に、「リドメックスローション」というローションタイプのステロイド外用剤も処方して貰ったのですが、マイザー軟膏の効果の凄さを改めて知っただけでした(汗)。

・薬の強さを知る
・部位ごとの吸収率に注意する
・ニキビは悪化する可能性がある
・事前に皮膚科に相談する(一番重要)

ドラッグストアで購入できるステロイド外用剤

ステロイド外用剤はドラッグストアでも購入出来ます。

ただし、購入できる強さはウィークからストロングまでです。

マイザー軟膏と同じ田辺三菱製薬が出している商品として「フルコートf」などがあります。

ちなみにフルコートfの強さはストロングです。

 

使い方

私個人の使い方ですが、まず手のひらに写真程度の量を取ります。

その後、両手の人差し指と中指、そして薬指に少しづつ付けて、6本の指の腹でパッティングするように顔と首全体に伸ばしていきます。

これを夜、化粧水と保湿液を使った後に1日1回、3日続けてやっています。

早いと翌日から肌が柔らかくなり、開いていた毛穴が閉じてきたことが実感できます。

まとめ

私が自分の肌荒れに対するステロイド外用剤の効果を知ったのは偶然でしたが、皆さんが抱えている肌荒れももしかしたらステロイド外用剤で改善するかもしれません。

もし肌荒れに悩んでいて興味をもったのであれば、まずはかかりつけの皮膚科に相談してみて下さい。