【精索静脈瘤】手術体験記④
今回は術前検査のお話。
2月に手術の予約をしてからモンモンと過ごしてきましたが、やっと術前検査です。
まぁ、手術まではあと1カ月もあるんですが…。
術前検査
今回は精索静脈瘤の低位精索静脈瘤結紮術という手術になるわけですが、術前検査は一般的なものでした。
血液検査、レントゲン、心電図、検尿、出血時間の計測くらいだったと思います。
思いのほかサクサクと進んで1時間くらいで終わりました。
手術の説明
術前検査が終わったので先生のところへ戻ります。
戻ったらすぐ検査結果が出てて驚きました!
そして先生から手術の内容と手術時間など、当日の流れを聞きいていきます。
ここで胸に突っかかっていた質問を投げかけてみます。
僕「静脈麻酔ってどの程度の麻酔なんですかね?骨折の時は全身麻酔で手術中は完全に寝てたんですけど…。」
先生「そんなに強い麻酔じゃないです。術中は基本的に意識はありますよ。」
僕「(ぐぁ、やっぱりか。)」
先生「ウトウトとする感じですかね。もちろん痛かったら局所麻酔を追加していくので心配しなくていいですよ。」
僕「痛みがあるんですか…?」
先生「そうですね、手術を進めていくと何カ所か痛みを感じるポイントがあると思います。その時は言ってくださいね。」
僕「(ヒィ!痛いのかよ!頼むから全身麻酔でやってくれ…。)」
僕「ちなみに静脈麻酔と局所麻酔ってタイミングずらして打つんですか?」
先生「ほぼ同時です。」
僕「(なぜ!?静脈麻酔⇒局所麻酔の順でいいいじゃないか!)」
僕「静脈麻酔先に打ってウトウトしてる時に局所麻酔打ってもらえないですかね。」
先生「分かりました。要望として記しておきますね。」
僕「(これなら少しはマシかな…。)」
先生「他に聞いておきたいことありますか?」
僕「ダイジョウブデス。」
僕「(こうなったらもう「俎板の鯉」状態だと思おう。)」
先生「では一カ月頑張りましょう!」
僕「ヨロシクオネガイシマス。」
こうして術前検査を終え、また一カ月モンモンとした生活が続くのであった。
コロナ禍真っ只中
術前検査を受けた時は緊急事態宣言も出されたコロナ禍真っ只中でした。
正直、すごく悩みました。特に場所が病院ですし、連日ニュースでは院内感染の報道が流れてるし。
先生ともコロナの影響について色々と話しました。
僕「コロナの影響ってどうですか?」
先生「現時点では患者受け入れを停止するなどにはなっていませんが、先のことはちょっと分からないですね。」
先生「でもやっぱりコロナを気にされて手術をキャンセルされる方や延期される方はいらっしゃいますよ。」
僕「ですよね…。ちなみにこちらではコロナ患者の受け入れはされてるんですか。」
先生「一応していますね。現時点では確かいなかったと思いますが。」
先生「ちなみに手術室はコロナ患者を受け入れる病棟の地下なんです…。」
僕「(マジかぁ…。)」
先生「まぁ不要不急の考えで言われればなんとも言えないですからね。」
僕「まぁ確かに命に関わってくる治療ではないですからね…。」
僕「(とは言ってもなー!不妊治療も時間との勝負ってところがあるしなぁ。)」
先生「どうされます?」
僕「(事態が好転してることに掛けて…)やります。」
この後、ちょうど手術日の直前に緊急事態宣言が解かれたわけですが、上でも書いたようにめちゃくちゃ悩みました。
ただ不妊治療を行っている方であれば理解出来るかもしれませんが、不妊治療は時間も重要になってくるので早いに越したことはないわけです。
いつになるか分からないコロナの終息を待っていても、ベストなタイミングは結局誰にも予想出来ないと思います。
実際、この投稿を書いているのは6月中旬ですが、また感染者が増えてきて世界でも第二波と言われている状況です。
あの時手術してないとタイミングを完全に逃してしまっていて、次いつやればいいか分からない状態になっていたと思います。
これについては背中を押してくれた妻に感謝ですかね。
実際は押してくれたというより強引に行かされた感じで「旦那の体が心配じゃないのか!」とも思ったりしましたけど…。
次回、いよいよ手術日です。
- 前の記事
【精索静脈瘤】手術体験記③ 2020.06.15
- 次の記事
【精索静脈瘤】手術体験記⑤ 2020.06.18