待望のキングスマン続編
少し前の話になりますが、キングスマンゴールデンサークルを公開初日に見てきました。
一か月も前の話ですね(笑)
キングスマン一作目は公開する直前にCMで見て気になり、実際見たら大当たりの作品でした。
公開直後から続編の話があり、ずっと楽しみにしていたのです。
以下ネタバレありだよ
注意してね!
率直な感想としては、キレッキレのアクションと登場人物以外はキングスマン要素を受け継いでいない、やや残念な作品となってしまいました。
前作はあらゆるシーンが印象に残り「また見たい!」と思わせてくれる作品でしたが、今作はそれが全くない。
例えば前作は、BARや教会でのハリーの戦闘シーン、敵本拠地でのエグジーの逃走シーンとガゼルとの決着、何よりも最後の花火(?)のシーン!
どのシーンもBGMと効果音が相まって印象的でした。
不満点その①
前作からのキャラクターがあっさり死にすぎ。
ランスロット(ロキシー)は序盤で、マーリンは終盤でそれぞれ退場することになるけど
その退場の仕方が適当すぎてなんとも…
不満点その②
敵キャラに魅力がない。
前作のヴァレンタインとガゼルは敵キャラながらとても魅力的なキャラクターでした。
ところが今作のボスであるポピーは、イかれているキャラを演じているものの今一つインパクトがないし
ボスの右腕的存在が前作に登場したチャーリーと言うこともあってこちらもインパクト不足。
不満点その③
ハリーが復帰するものの力不足。
ステイツマンの手当てにより命は救われたが、記憶喪失になっていたハリーは
1年間ろくに訓練や実践もない生活をしていたため、完全に衰えています。
復帰してからもしばらく幻覚を見るなど完全な足手まとい状態。
もうちょっとスマートな復帰の仕方はなかったのかな、っと。
不満点その④
ハリーがウィスキーを裏切り者扱いするのが早過ぎる。
中盤で復帰したハリーが作戦中のウィスキーの行動に違和感を感じ、敵のスパイだと判断し
頭を打ち抜くわけですが判断要素が勘に頼り過ぎている。
しかも、ウィスキーは敵のスパイじゃない(汗)
不満点その⑤
最終決戦の相手が納得いかない。
ポピーとチャーリーを片付けた後、ウィスキーが最後に立ちはだかるわけですが
別に彼は敵のスパイだったわけでも寝返ったわけでもありません。
過去に麻薬常習犯のせいで恋人を奪われ、世の中から麻薬を撲滅したいと思う気持ちからやや暴走気味になっているだけです。
多分これが他の映画なら、最終的に説得して両者とも組織に戻っていったことでしょう。
しかし、キングスマンは違います。ミンチにして完膚なきまでに叩き潰します(笑)
制作側が「こんなアクションが見たかったんだろう?」と言っているのを感じましたが、むしろあまりに戦う理由が小さすぎて
「これがラスト!?やり過ぎじゃないの」って思ってしまいました(笑)
色々書きましたが3作目の予定があるようなので、素直に楽しみにしています。
次回作では一作目のキングスマン要素を取り戻して欲しいものです。